Category Archives: 光歯科通信

過剰な力で歯を痛めていませんか?

皆様こんにちは!

本日は、ご自身ではなかなか気づくことできない「歯ぎしり」「食いしばり」についてご案内します。

歯ぎしりは、強大な力で歯を痛めます。被せ物を壊したり、虫歯でないのに神経を痛めたり、天然歯を割ってしまうこともあります。また、歯の接触癖(TCH)により弱い力が持続的にかかることも顎関節症の原因やご自身の歯・入れ歯などを痛める原因となります。  また、歯の動揺が起きやすくなり、歯周病の進行を早めてしまいます。

これらの厄介なのは、なかなか本人は気がつかないという事このような症状のある方は、歯が削れていたり、舌に圧痕があったり、骨隆起などの症状があります。

 

これらの対策とは・・・

⇒睡眠の質を上げることで、歯ぎしりの軽減に繋がります。

:歯ぎしりの80%以上が眠りの浅い時に起こります。心地の良い深い睡眠をとることが大切です。睡眠時無呼吸がある方は、治療が必要です。また、深酒を避け、カフェインの取りすぎに注意し、適度な運動を心掛けることで睡眠の質を上げましょう!

 

⇒マウスピースで歯を守れます

:歯にかかる力を分散させることが可能です。当院では、全体のソフトのマウスピース、違和感が小さいスプリントタイプの2種類がございます。患者様の状態に合わせて作成することが可能です。(保険診療です)

 

歯ぎしり、くいしばりによって健康な歯を失うのはとても勿体無いことです。

お気づきの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

 

 

高齢者に危険なジンジバリス菌とは?

皆様こんにちは!

今回は「お口に潜む誤嚥性肺炎の原因菌⇒ジンジバリス菌」についてご案内します。

日本人の死因で、がんと心臓病に次いで多いのが「誤嚥性肺炎」です。これは、お口や喉に棲む細菌たちが唾液や食べ物に混ざり、知らないうちに気道に流れ込んで炎症を引き起こす病気です。元気な人であれば、むせて咳をすることで気道から吐き出すことが可能なこと、また肺胞に居るマクロファージが瞬時に食い殺してくれます。ただし、体力が衰えている方やご高齢の方は、細菌を押しかえす気道粘膜の絨毛の働きが低下し、咳反射も弱くなっているため、気道に流れ込んだ細菌入りの唾液をはきだすことができません。また、お口の周りの筋肉が衰えると、飲み込みがうまくできなくなり、唾液や食べ物が気管に簡単にはいってしまい、肺胞の働きの低下と重なり、重篤な肺炎を起こしてしまうことがあるのです。

そして、誤嚥性肺炎の原因菌として巧みに立ち回ってるのが、ジンジバリス菌です。これは、お口のなかで酵素を出し、歯茎や骨を支える骨を破壊。のどでは、喉を保護する粘液を破壊し、ウイルスを細胞感染しやすくしてしまいます。

ジンジバリス菌をはじめとするお口の細菌とインフルエンザウイルスや新型コロナウイルスが混合感染すると、肺炎のさらなる重症化を引き起こすことが明らかになっています。このようなことにならないよう、お口の清潔を心掛けましょう!

次回もお楽しみに^^

今年もよろしくお願い申し上げます。

明けましておめでとうございます!

当クリニックは4日より診療を開始しております。初日はスタッフ全員にて恒例の書初めをしました。

院長は:デジタル革命 その他スタッフは「笑門来福」「水滴石穿」「一致団結」「思いやり」「勇住邁進」と書きました!

今年も、より良い治療の提供の為、スタッフ一同精進してまいります。

皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

何か気になられることがございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

お待ちしております。

お知らせ

皆様こんにちは!今年もあと残りわずかとなってまいりました。皆様、何かとご多忙のことと存じます。

当院では、今年は「歯科イメージ変革への挑戦」というテーマで、痛みを最小限に抑えた治療の提供をし、将来的に歯科をサロン感覚で通って頂き、皆様の健口からの健康に貢献できるよう取り組んで参りました。補助金申請を行い、痛みを最小限に抑えることのできる最新のレーザー治療器や、型どりの負担を軽減できる三次元印象の機器、より衛生面を強化するための最新滅菌機などを新たに導入致しました。歯の神経を治療におきましても、専用の治療機器を導入しまして、治療時間の短縮化を図ることができております。

その他、ソフト面におきましても、医師・衛生士共に治療技術を向上のための研修を行ってまいりました

今後も、進化を続けて参りたい所存です。

年末年始を気持ちよくお過ごし頂けるよう、年末は28日まで、年始は4日から診療しております。何か気になられることがございましたら、お早めにご予約を頂けましたら幸甚です。

お待ちしています。

ラミネートベニアとは

皆様こんにちは!今回は、歯の「付け爪」のような治療についてのご案内です。

 

ラミネートベニアとは

☆歯の色を綺麗にしたい

☆欠けている歯の部分を綺麗にしたい

☆歯の形を変えたい

☆歯の位置や傾きを変えたい

などのご希望の応えられる治療です。

 

ただし、メリットデメリットがあるので、注意が必要です。

メリット

・歯の削合量が被せ物より少なくできることから、歯の負担が少ない

・取れても、再着可能

 

デメリット

・歯ぎしりをされる方は、外れる可能性が高い

・歯の場所が限定される

・保険適応外

 

上記のような特徴をご理解の上、審美的に治療をご希望の方や、詳しい説明をご希望の方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

歯の根元の虫歯(根面う蝕)について

皆様こんにちは!今回は、歯の根元の虫歯についてご案内します。

「歯茎が下がって、そこに虫歯ができる」と聞かれた事はございませんか?歯の根元の虫歯は「根面う蝕」といって非常にやっかいな虫歯です

それは、以下の6つの理由が挙げられます。

早期の発見が難しい→根面の象牙質はもともと黄色みがかかっているので、ややうっすらと黄色くなる初期の虫歯を見つけるのは非常に難しいです。

自覚症状がほとんどない→この部位の虫歯は「しみる」「痛い」という症状がほとんどでないことや、くちびるで隠れるため鏡でも見つけにくいです。気づかず進行することがほとんどです。

セルフケアが難しい→歯の根元は、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多くなりがちです。当てているつもりでも、当たっていないことがよくあります。

象牙質は酸に弱い→お口の中のPHが一定の値を超えて低下するとエナメル質と象牙質が溶け始めます(脱灰)。エナメル質が溶け始めるPHは約5.5ですが、象牙質はそれよりも高くPH6.0~6.8と言われます。つまり、歯の根の象牙質はエナメル質より酸に弱いのです。歯が溶けるPHになっている時間が長くなることで、虫歯になりやすくなります。

治療が難しい→噛むところの虫歯は、病変部を除去し進行を止めてから詰め物や被せ物をしますが、根面の虫歯はこうした対応が難しい状態です。また、歯の根元の為、虫歯が深いと虫歯を取り除いていくと歯が折れてしますリスクがあります。また、治療器具が届きにくく、完全に虫歯を取り切り詰め物をするのが困難です。

 

治療後も長持ちしにくい→根面の虫歯は、神経を取っている歯や、歯周病により歯茎が下がっている場合に出来ることが多く、この場合、状態がもともと悪いので、予後が良くないことがほとんどです。

 

このように、根面の虫歯は非常にやっかいです。治療が難しいからこそ、進行の抑制や予防が大切です。定期検診とフッ素の常用が鍵となります!

次回もお楽しみに^^

 

 

当院の矯正治療について

皆様こんにちは!本日は当院の矯正治療についてご案内します。

当院では小児矯正・成人矯正ともにさせていただいております。小児矯正ではマウスピース矯正、ワイヤー矯正を行っています。すべての症例に対して、まずは専門医とともに診断(無料)させていただき、治療計画を立て、治療をご希望されるかを決めて頂きます。難治例の場合は、専門医へご紹介させて頂くこともございます。

当院で治療可能な場合、初回の処置後、2回目以降は月に1回の診察で進めていくことが一般的です。治療開始後も、治療が終了するまで矯正界トップクラスの専門医の宮島邦彰先生とともに計画・治療を進めていきますので、安心して治療を受けて頂けます

矯正に少しでもご興味のある方、歯並びでお悩みの方、お気軽にお問い合わせくださいませ。

新しいガス滅菌器が入りました!

皆様こんにちは!

当院では、開業時から衛生面に力を入れておりましたが、この度、さらに精度の高いガス滅菌器を導入致しました。

この滅菌機は、プラスチックなどほぼすべての物に利用できることから、さらに衛生面が向上しました。

コロナ禍の中、感染を不安に思われて受診を控えていらっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんが、症状が悪化しないうちに受診され口腔内環境を良くすることが、感染予防に繋がります。

少しでも何か気になられる方、お早めに受診くださいませ。

 

歯周再生治療とは

皆様こんにちは!今回は、歯周病で失われた骨の再生療法についてご案内します。

組織の欠損の状態によって、適応と不適応がありますが、歯の周りの組織が再生することで歯の寿命を延ばせる可能性があります。

まず、今までも何度かご案内していますが、歯周病の原因は「プラーク」という「細菌のかたまり」です。プラーク中の歯周病菌の感染により歯の周りの組織に炎症が起き、顎の骨が失われていきます。

プラークは一度取り除いても、わずか数日でまた形成されますですから、歯周病治療は、まずは患者さんご自身で歯磨きを改善して頂く必要があります。(歯石とは、プラークが石灰化したものです)また、歯磨きでは取り除くことができない深いところを歯科医院で衛生士によるケアで除去する必要があります。ただし、歯周病が重度になりますと、これだけでは取り除くことができず、歯茎を切開して除去する手術が必要となります。この際、注射器状のもので歯周組織再生材料を塗布したり、他の場所から骨をとってきて移植したり、人工の骨を補填することで、さらに再生を促すことが可能となります。

 

再生材料を塗布する比較的シンプルな術式が向いているケース

一番適応が高いのは、歯の根が一本の歯で(前歯や犬歯など)歯をぐるりと取り囲むように顎の骨が無くなっているケースです。この形だと、血餅が保持されやすいので再生されやすくなります。これ以外の形状の場合は、骨を移植したり人工の骨を補填の処置を追加で行ったりします。順調に経過すると、これらの処置後に徐々に骨が再生し、数年後にはレントゲンでもはっきりと骨の増殖が確認できます。

 

<一般的な再生療法後のスケジュール>

→オペ後、1週間後にチェックやクリーニング

→2週間後に手術部の抜糸 歯磨きを再開

→その後、1~2週間ごとにチェック、半年から8カ月後に治療効果判定、経過を追っていく

 

上記のような流れになります。(個人差があります)

治療前後は、喫煙は禁忌です。また、手術部位を触ったり、噛んだりするのもNG。強い力が加わると再生中の組織が壊れてしまうことがあります。充分に注意ししょう

このように再生治療が進んできているとはいえ、すべての症例に適応できるわけではありませんし、手術は決して楽なものではありません。

何より、骨を失わないのが大切です。皆様、定期的な検診を怠らず、健口で歯合わせ(しあわせ)に毎日を過ごしましょう!

 

 

 

 

新型コロナで歯の痛みが増す?

皆様こんにちは!本日はnowな情報をご案内します。歯科界では日夜お口に関する研究がおこなわれています。

その中で、興味深いのが「新型コロナウイルスの影響による経済状況や、それに伴う精神的ストレスが、歯の痛みと関連がある」という報告です。

2020年8月~9月に、日本の15~79歳の2万5482名に調査を行った結果、経済事情が悪化した人ほど歯の痛みを訴えた人が多かったことが分かりました。

「収入が減った人」を1とすると、「収入が減った人」で痛みを訴えた人が1.4倍、失業した人では2倍程度だったとのことです。

どうして歯が痛むのかという自己評価を行うと

精神的ストレスが21%

歯科の受診控えが12%

間食の増加が9%

歯磨き回数の減少が1.5%

ということです。普段気にならない軽度の症状も、ストレスが増えると感じやすくなるのかもしれません。また、ストレスにより歯を噛みしめていることもあります。集中している時にぐっと噛みしめると、健康な歯でも割れてしまうことがあります。この場合、対策をされませんと歯を失うことに繋がってしまいます。

このほか、歯科の受診控えが起きると治療開始が遅くなり、症状が悪化し、痛みが増悪します。ステイホームでの間食の増加は虫歯や歯周病リスクを増しています。

歯科では感染対策を徹底しておりますので、お早めの受診をお勧めします。