みなさんこんにちは♪今回は「歯科と栄養」についてお話します。
当然、「食べる」ことはお口を通して行われます。歯科治療してお口の機能を維持したり、回復することは、お口の健康状態をよくするだけでなく、食べられる環境をつくることになります。「食べる」ことができるということは、栄養摂取することができて全身の健康につながります。
特に高齢者では、口腔機能が低下すると、食事の選択肢が減り、栄養が偏ります。その結果、フレイルやサルコペニアになるリスクを高めます!
※フレイルとは、「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。
※サルコペニアとは、ギリシャ語の「Sarx(筋肉)」と「Penia(喪失)」から作られた言葉で、主に加齢によって筋肉(骨格筋:体を動かす筋肉)の量が減少し、筋力と身体能力が低下した状態をいいます。 加齢以外にも、不活発な生活や疾患、低栄養が原因で起きる場合もあります。
①口の健康に気をつける
⇒寝ている間はだ液の量が減ります。夜は特に丁寧に磨きましょう!
②歯医者で定期的なチェックを受ける
⇒何でもよく食べるには健康な歯が欠かせません。食生活を豊かにするためにも、定期的な歯科検診を受けましょう!
③食事のバランスに気をつける
☆1日3回規則正しくバランスよく食事を摂りましょう!
☆カルシウムやタンパク質を意識して摂りましょう!
④よく噛める食事の工夫
⇒だ液には口の中の細菌の増殖を防ぐ働きがあります。
☆高野豆腐、きのこ、こんにゃく、ナッツなど歯応えのあるものを料理に混ぜる
☆一口30回以上噛むことを目標に!