虫歯治療

虫歯は誰にでもあり得るお口のトラブル。あまりに身近なので「冷たい物がしみる」「歯が痛む」などの違和感に気づいても、なかなかすぐには治療を受けない方もいらっしゃるかもしれません。しかし進行した虫歯を治療せず放っておくと歯を失うことに繋がります。

虫歯治療

患者さまが納得できる治療を心がけています。そのため、治療の前にスタッフが「困っていること」や「希望する治療」を細かくお伺いしたうえで、現在の歯の状態をご説明させていただき、様々な治療法の中から患者さまのご希望に沿った形でご提案させていただきます。

このような症状があったら要注意!
  • 冷たい物がしみる
  • 歯が痛い
  • 噛むと痛い

虫歯の進行段階

  • 表面のエナメル質が虫歯菌によって溶かされており、白く濁って見える状態です。

    C0

  • 表面のエナメル質がさらに溶かされ黒ずんでいる状態です。まだ自覚症状はありません。

    C1

  • 虫歯が象牙質まで達している状態です。「痛み」や「しみる」などの自覚症状が現れます。

    C2

  • 虫歯が神経まで達している状態です。炎症が起き、何もしていなくても痛みがあります。

    C3

  • 歯の上の部分が溶かされ、虫歯が歯根まで達した状態です。放置すると膿がたまり激痛を生じます。

    C4

虫歯治療の種類

レジン

虫歯を取り除いた後、白いペースト状の充填剤で埋めます。治療は1回程度です。

詰める治療(インレー)

比較的小さな虫歯の部分のみを削り、空洞に詰める修復物の事です。虫歯を取り除き型取りをして、セットします。治療回数は2~4回。
インレーには金属のもの、白いものなど種類があります。

詰め物(インレー)の種類

インレー保険診療

保険適用

一般的に「銀歯」と呼ばれる健康保険で出来る被せ物です。
安価で治療が出来ますが、金属色が目立ったり、長年の使用による黒ずみなどの変色が起きたりします。

素材

保険適用の金属

強度

★★★★

天然歯より硬い

色調

シルバー色
審美性に欠ける

耐変色

★★

長年使用していると
黒ずむ

CRインレー保険診療

保険適用

素材にコンポジットレジンという歯科用プラスチックを使用した健康保険で出来る詰め物です。
安価で治療が出来ますが、強度は強くないので、破折の可能性があります。大臼歯や噛み合わせの強い方には不向きです。

素材

コンポジットレジン

強度

★★

破折の恐れあり

色調

★★★★

隣の歯と大体同じ色

耐変色

★★

変色しやすい

オススメゴールドインレー自由診療

¥55,000~¥66,000 (税込)

(時価変動あり)

一般的に「金歯」と言われる詰め物です。保険の金歯と比べ身体に優しい金属です。歯になじみやすく、天然の歯に近い
硬さなので、噛み合う歯も痛めません。負担がかかる大臼歯に向いています。2次う蝕になりにくく、予後が一番良好です。

素材

14K・18K・20K・プラチナが
数%含まれた合金

強度

★★★★

天然の歯と同じくらいの硬さ

色調

ゴールド色

耐変色

★★★

変色の可能性がある

e-maxインレー自由診療

¥58,000 (税込)

e-maxはニケイ酸リチウムを主成分としたセラミック素材です。審美性・耐久性・コスト面、身体への親和性などいずれにおいてもバランスの良い素材です。歯との化学結合を生かした吸着性があり、歯と歯の隙間が少なることで虫歯の再発を予防することができます。
ただし、大臼歯には不向きです。

素材

二ケイ酸リチウム

強度

★★★★

天然の歯より若干硬め

色調

★★★★★

天然の歯に限りなく
近い色を再現

耐変色

★★★★★

変色なし

オススメジルコニアインレー自由診療

¥77,000 (税込)

ジルコニアは金属に匹敵する強度を持つ素材です。虫歯の再発率を低さ・審美性・身体への親和性などいずれにおいても非常に
優れています。 特徴は透明感で、患者様の歯の色調に近づけることが可能です。また、銀の詰め物のように歯との境目が
黒くなることもなく、汚れにくく変色もしない素材です。

素材

人工ダイヤモンド

強度

★★★★

天然歯より硬い

色調

★★★★★

天然の歯に限りなく
近い色を再現

耐変色

★★★★★

変色なし

被せる治療(クラウン)

歯を大きく削った場合には、その上に金属やセラミックなどの被せ物を取り付けます。
治療回数は、冠を変えるのみの場合は2~3回の治療、神経の処置が必要な場合は8回~10回となります。
(神経にまで虫歯が進行している重度の場合には、歯の根の清掃・消毒を繰り返して薬剤を詰め、そこから被せ物を取り付ける工程が必要になります。)

被せ物(クラウン)の種類

クラウン(フルメタルクラウン)保険診療

保険適用

一般的に「銀歯」と呼ばれる健康保険で出来る被せ物です。
安価で治療が出来ますが、金属色が目立ったり、長年の使用による黒ずみなどの変色が起きたりします。

素材

保険適用の金属

強度

★★★★

天然歯より硬い

色調

シルバー色
審美性に欠ける

耐変色

★★

長年使用していると
黒ずむ

C2~C3

CAD/CAM 冠ハイブリッド保険診療

保険適用

プラスチックの硬さとセラミックの美しさを併せ持った健康保険適用の白い歯です。
保険内で出来る最も綺麗な歯です。ただし、小臼歯に限られます。また色調にも制限があります。

素材

プラスチックと
セラミックの混合

強度

★★

金属不使用の為
破折の恐れあり

色調

★★

隣の歯と比べて
大体同じ

耐変色

★★

多少着色や変色がある

保険には適応歯があります。詳しくはご相談ください。

C2~C3

硬質レジン前装冠保険診療

保険適用

前面にプラスチック素材、背面と内側に金属を使用しています。年月が経つと変色や着色が目立ってきます。
※金属を使用しないプラスチック素材のみで製作されたものもありますが、破折の恐れがあります。

素材

プラスチックと
保険適用の金属

強度

★★

やわらかいので
破折・摩耗あり

色調

★★

審美性に欠ける

耐変色

★★

経年で質感変化がある

保険には適応歯があります。詳しくはご相談ください。

C2~C3

メタルボンドクラウン自由診療

¥110,000 (税込)

歯の土台に合わせて金属を鋳造し、外側にセラミックを使う被せ物です。ジルコニアにはやや劣りますが、比較的強度を持ち
審美性を兼ね備える素材です。表面は着色、変色を起こさず綺麗な素材です。色はご自身の歯に完全に合わせることが可能です。

素材

セラミックと金属

強度

★★★★

天然の歯より若干硬め

色調

★★★★★

隣の歯に近い色を
再現できる

耐変色

★★★★

変色なし

ホワイトクラウン自由診療

¥65,000 (税込)

メタルボンドクラウンとほぼ同等の素材で、色調を色見本から選ぶ素材となります。

素材

セラミックと金属

強度

★★★★

天然の歯より若干硬め

色調

★★★★

隣の歯に近い色を
再現できる

耐変色

★★★★

変色なし

オールジルコニアクラウン自由診療

¥132,000(税込)

金属不使用のセラミックで製作した白い歯です。身体にも優しく安心して使用できます。ハイブリッドやメタルボンドよりも
透明感があり、長年使用しても変色がありません。強度があり最も自然な美しさを再現できます。

素材

ジルコニアセラミックス

強度

★★★★

天然の歯より若干硬め

色調

★★★★★

隣の歯と同じ色を
再現できる

耐変色

★★★★★

変色なし

オススメゴールドクラウン自由診療

¥125,000~¥165,000(税込)

(時価変動あり)

合金で製作する「金歯」と呼ばれる被せ物です。強度がある上、天然歯に近い硬さなので、噛み合う歯も痛めません。
身体にも優しい金属のため安心してお使いいただけます。予後が一番良いと言われています。

素材

14K・18K・20K・プラチナが
数%含まれた合金

強度

★★★★

天然の歯と同じくらいの硬さ

色調

ゴールド色

耐変色

★★★

変色の可能性がある

C2~C3

ブリッジ治療

欠損した歯の両隣を使用し、欠損した歯を補う治療です。ブリッジ治療は取り外しがないため、違和感が少なく治療がシンプルであることがメリットです。

ブリッジ治療の種類

ブリッジ保険診療

欠損した歯を左右の歯で支えることで補います。左右の歯を茶筒状に削合し、歯のブリッジを作成します。
入れ歯ではないので、取り外しではありません。

ヒューマンブリッジ自由診療

隣り合った歯の削合量が一般のブリッジと比較して最小限にできることが最大のメリットです。

MTA 覆髄治療

歯髄は、歯の最も内部にある神経や血管がある部分で歯に加わる様々な刺激を感知して虫歯などから歯を守る機能があります。虫歯が歯髄近くまで進行した場合、刺激により炎症を起こしやすくなるため、歯髄を保護する処置が必要になります。
MTA覆髄治療はケイ酸カルシウムを主成分としたMTAで歯髄を保護します。従来の覆髄治療と比べ高い確率で神経を残すことができます。