Category Archives: スタッフブログ

マウステーピングとは?

皆さま、こんにちは。今回は簡単にできて害のない健康法「マウステーピング」についてご紹介します。

 

日本人の10人に8人は、自分では気が付かないうちに口呼吸していると言われています。とくに、寝ている間は体の力が抜けて筋肉が緩むので、無意識にお口が空いてします方が多いのです。睡眠中の口呼吸は、お口の中が乾くだけでなく、様々な感染症を引きおこすなど、体にさまざまな不調を引き起こしやすくなります。

 

その問題を”簡単かつ確実に“鼻呼吸にしてくれるのが、お口にテープを貼って寝る「マウステーピング」です。

 

しかし、テープを貼っても口呼吸しようとするのでお口を開こうとしてはがれたり、自分でテープをはがしてしまいます。

 

この場合はテープを縦に2本貼ったり、幅広のテープを使ってみるなどして、根気強く試してみましょう。

「テープを貼る部分に化粧水やクリームが塗っている」ことや「髭が伸びている」ことではがれやすくなります。テープを貼る部分には何も塗らないことをおすすめします。また、男性は髭を剃ってからテープを貼るとよいのですが、どうしても剃れない場合は、テープをバッテンにしたり、テープを長めにして貼るとよいでしょう。

 

また、鼻炎だからとマウステーピングを諦めてしまう方がいますが、マウステーピングを使うと鼻炎や蓄膿症の人でも鼻が通りやすくなります。今は、さまざまなタイプのものがありますので、是非お試しください^^

初期虫歯の特徴と予防法について

新年あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。昨年に引き続き歯科に関するトピックをご紹介します^^

 

今回は初期虫歯の特徴と予防法についてご紹介します。

まずはじめに、初期虫歯とは「まだ穴のあいていない虫歯」のことを指します。

ここから脱灰がさらに進行すると歯の形が壊れて穴のあいた虫歯になります。穴があいてしまうと虫歯の部分を取り除いて治療をしなければいけませんが、穴のあいていない初期虫歯の状態であれば再石灰化が起きて虫歯の進行を止められることがあります。ただし歯質が元通りになるわけではないので、注意深いケアと定期検診は欠かせません。

続いて初期虫歯の予防法についてです。主な対策は3つあります。1つ目はフッ素を歯に供給することです。フッ素には再石灰化を促進させるはたらきがあり、初期の虫歯であれば唾液とフッ素の作用によって自然治癒が見込まれます。食後にフッ素配合の歯磨き剤でブラッシングしたり、フロスにフッ素配合の歯磨き剤をつけて歯の間の掃除をされると効果的です。2つ目は、間食に注意することです。虫歯の原因は砂糖だと思われがちですが、実は原因になっているのは「発酵性炭水化物」です。つまり砂糖を含まないパンや白米も細菌の餌になります。また、1日3食以外の間食が多いほど虫歯のリスクは上がります。3つ目は、ガムで唾液を出すことです。ガムをかむことで唾液がたくさん分泌され、再石灰化が促進されます。おすすめするガムは糖を含まない、キシリトールやCPP‐ACPの配合されたものです。CPP‐ACPは歯にカルシウムも供給するため、唾液分泌の少ない方には特に効果的です。そしてやっぱり大事なのは定期検診にお越しいただくことです。毎日歯ブラシやフロスを丁寧に行っても完璧にプラークを除去することは残念ながら不可能です。歯科に定期的に通っていただくことにより、ブラッシング指導、高濃度フッ素の塗布などの処置ができます。

また、レントゲン写真で目視できない部分の虫歯を初期の段階で発見することも可能です。

虫歯のない健康なお口を保つためにも、定期検診に通っていただくことをおすすめします!

 

抜いた方が良い歯とは?

皆様、こんにちは!今回は歯を抜いたほうが良いのはどんな時かについてご紹介します。

当院でも歯はなるべく残す方針を取っていますが、どうしても抜歯をしなければならないケースがいくつか存在します。その一つが、歯根破折です。歯根破折とは歯茎に埋まっている歯の根っこに縦向きにひびが入った状態のことを指します。ひび自体はレントゲンでも写らないほど微細ですが、歯根破折を起こすとこのひびから歯茎の内部に唾液中の細菌が入り込み、歯の根っこの周りの顎骨が少しずつ破壊されていきます。この状態になるとレントゲンで黒く写るようになります。

歯根破折の初期症状はあまりなく、噛んだときに違和感がある程度です。そのため、この段階では抜歯をすすめても「今はやめておきます」とおっしゃる方が多いです。しかし状態が悪化していき、抜歯をせずに放置するほど顎骨が減っていくためその後の治療の難易度は上がります。加えて、今は違和感だけであっても何年後、何ヶ月後かに激痛や酷い腫れが生じることもよくあります。

残念なことに、歯根破折はたとえ歯科に定期的に歯科に通っている患者さんにもある日突然起こり得るトラブルです。「無理な噛み方をしない」という予防法もありますが絶対に防げるものではないため、もし歯科で歯根破折していると診断された場合にはなるべく早い段階で抜歯されることをおすすめします。

口内炎ができたときの対処法とは

皆様、こんにちは!今回は口腔粘膜炎(口内炎)ができた時の食事のポイントについてお話します。

まず、口腔粘膜炎ができたらその部分の刺激に配慮した食事を意識します。炎症部分に沁みるので辛い物や熱い物を避けるという方が大半だと思いますが、なるべく早く炎症を治すためにも辛い物(香辛料)、熱い物、酸味がある物、硬い物は避けることをおすすめします。また、もし食事ができないほど痛い時には経口栄養剤を試してみてください

避けた方が良い食品わさび、からし、唐辛子、胡椒、熱い味噌汁、硬いせんべい、揚げ物など

※医師の処方が必要です経口栄養剤は甘みが強いことも多いので、凍らせてシャーベット状にしたり、インスタントコーヒーに混ぜたりアレンジを加えることもおすすめです。

また、ドラッグストアでは医師の処方を必要としない栄養補助食品をご購入いただくこともできますので、ご自身に合った方法で早く治しましょう!

 

歯とお茶の良い関係とは^^

皆様、こんにちは!今回は身近にあるお口にいい飲み物についてご紹介します。

その飲み物とは、日常的に飲む方も多くいらっしゃるお茶です。お茶には歯を丈夫にする『フッ素』のほかに『カテキン』と呼ばれるポリフェノールの一種も含まれており、むし歯の予防効果や口臭を改善するこうかなど、さまざまな健康効果が認められています。東北大学の研究(2021年)では、緑茶カテキンにはむし歯菌の増殖を抑えるだけではなく歯質を溶かす酸の産生を抑制するためむし歯を予防する効果があることが報告されました。

さらに東北大学の別の研究(2020年)では、65歳以上の高齢者24147人(平均年齢74.2歳)の1日当たりの緑茶摂取量と残存歯の本数について調べました。その結果、緑茶を1日に4杯以上飲む人はそうでない人に比べて約1.6本以上多く歯が残っていました。さらに1か月に10人以上の知人・友人に会う人はそうでない人に比べて約2.6本多く歯が残っていました。日本では誰かと会う際に緑茶を飲むことも多いため、それも関与していることが示唆されました。

古くから私たちの生活に根付いている食後にお茶を飲む習慣はじつに理にかなっていることが分かりますよね。また、お茶の有効成分をより活かすためにはお茶を口に含んで数秒してから飲み込む「含み飲み」がおすすめです!これをを毎日の生活に取り入れてみることが皆様の歯の健康に繋がるかもしれません。

 

癌治療と歯科健診

皆様、こんにちは!今回はがん治療と歯科受診についてお話します。

がん治療を受ける方は、治療前・治療中・治療終了のすべての時期において歯科を受診し、お口の衛生管理をしていくことがとても大切になってきます。例えば手術前の患者さんに口腔ケアを行うことで術後の合併症(誤嚥性肺炎など)を予防することができます。その中でも頭・首のがん治療をされる方は傷口の感染や全身麻酔で口にチューブを付ける際の歯の破折・誤飲の予防につながります。そのため、がん治療開始までの期間を確認しながら歯・口内のケアをしていくことになります。ただし、お口の状況ががん治療に影響を及ぼすと診断された場合は歯科治療を優先させます。

続いて歯科医院の選び方についてですが、がん治療を受ける病院の中に歯科があり、対応可能な場合はそちらで治療を行います。歯科がない場合は患者さんのかかりつけ医やがん診療登録連携歯科医などに病院から連絡が行き、手術前の口腔管理が可能かどうかを確認します。

「手術前に歯の治療が必要」と聞いて、がん治療が遅れることはないかと心配になる方もいらっしゃると思います。しかし術後の感染を予防するためにも、治療終了後においしいご飯を食べるためにも歯科診療はとても重要です。以上、今回は『がんになった、その時どうする?』についてご紹介しました。

次回もお楽しみに!

野菜と虫歯の関係とは^^

皆様、こんにちは!今回は虫歯と野菜の関係についてご紹介します。

1992年の研究で行われたアンケートの結果では野菜を好きな子供に虫歯が少ないこと、またその中でも生野菜をよく食べる家庭の子供はより虫歯が少ないことが明らかになっています

この結果にはいくつかの理由が考えられます。まず、野菜には歯を構成するカルシウムやリンなどのミネラル成分を含むものが多く、歯を丈夫にするのに効果的です。また生野菜は歯ごたえがあるため、歯の表面の小さい汚れなどをきれいにしてくれます。この歯ごたえのもととなるのは繊維質、いわゆる食物繊維です。食物繊維は消化酵素で、お腹をきれいにして便通をよくしたり糖分の吸収を緩やかにして血糖値の上昇を抑え、糖尿病を予防するなどの効果があります。とっても健康に役立つ栄養素ですが、肉や魚にはほとんど含まれません。このことから、野菜を食べると全身の健康維持はもちろん、虫歯の予防効果も期待できるといえます。野菜が苦手なお子さんも多いとは思いますが、歯を守るためにも野菜をしっかり摂れる食事をしましょう!

根っこの治療をした後の歯を長持ちさせるために大切なこと

皆様、こんにちは!今回は根っこの治療をした後の歯を長持ちさせるために大切なことについてお話します。

治療が終わった後に気にかけていただくことは主に3つあり

①定期的な歯科の受診

②よりいっそうのセルフケア

③硬い物を無理に噛まない

です。

健康な天然歯とは違い、根っこの治療を終えた歯には神経が通っていません。この神経は歯の寿命の長さに大きく関係してくるため、治療済の歯は将来的に失われるリスクが高いです。ある研究によると、そのリスクは天然歯に比べて前歯や糸切り歯では1.8倍、奥歯では7.4倍にも及ぶそうです。歯が人だとすると、根っこの治療は心臓などの大手術に該当します。そう考えると治療後の歯が弱くなってしまうのも頷けますよね。

では、ここからはどうして①~③のことが大切なのかをお話ししていきます。前提として、治療後の歯は弱くなっています。そのため、大きな病気をした後と同じように、その後の経過を定期的に診ていく必要があります。治療後の歯の周りがきれいにケアできていれば再発のリスクも下げることができ、また、もし再度根っこが虫歯になってしまった時も定期的にお越し頂いていれば早期発見ができます。そのため、治療が終わった後も歯科には定期的にご来院いただくことをおすすめします。

次にセルフケアについてですが、歯科で行う歯石取りも皆様の普段の歯磨きやフロスなどのケアがあってこそのものです。「神経を抜いた歯は普通の歯より弱い」ことを頭の隅に置いていただき、なるべく時間をかけたブラッシングなどを心がけてください。最後に食べ物についてですが、神経を抜いた歯は根っこも弱くなっているので、集中的に硬い物を噛んだり引きちぎるように食べているとその歯が失われるリスクがよりいっそう上がってしまいます

治療が終わって一息つきたいところですが、ご自身の歯を長持ちさせるためには皆様自身の意識がとても大切になってきます。少し面倒と感じられる方もいらっしゃるとは思いますが、いつまでも自分の歯で人生を楽しめるように頑張っていきましょう!

神経の再治療について

皆様、こんにちは!今回は歯の根っこの再治療についてご紹介します。

まず最初に、再治療とは以前に治療が終了しているところが、数年後に痛みなどのトラブル時に、再度神経の治療をする場合のことです。

再治療は、細菌感染した歯の神経を取り除き根っこの先まで消毒して人工物を充填するという流れで行われます。日数をかけて進められる治療ですが、専門医でも成功率100%とはいきません。残念ながら、細菌感染が再発してしまい再治療となることも珍しくないのです。なぜこういったことになるのかというと、根管(歯の根っこ)の形状が人によって様々で、なおかつ複雑であるからです。中には根管が真横に伸びていて器具を入れられないというパターンもあります。細菌感染が再発した場合、とる手段は2つあります。1つ目は再根管治療、2つ目は歯根端切除術です。それぞれどういうものか、説明していきます。

1つ目の再根管治療とは、読んで字のごとく、再度根っこの消毒を行い、お薬を詰める治療です。こちらの場合、治療する歯のかぶせ物や前の治療で根管内に詰めていた材料などは一旦外して、一から治療を再開します。

2つ目の歯根端切除術とは、根っこの細菌を取り除くために外側からアプローチする方法です。根っこの最先端に膿などの感染源が残っている場合、根っこの入り口から器具を入れても届きません。そんな時は頬側の歯茎を切り開いて顎の骨を削り、歯根の先端ごと切除します。この手術は基本再根管治療がうまくいかなかった時に行います。しかし、再根管治療は再度の治療ということで成功率は低く、歯根端切除術も外科手術となるため難易度は必然的に高くなります。

そのため、再治療の際にかかりつけの歯科から専門医の受診を勧められた場合は、ぜひ前向きにご検討ください。

 

 

ラバーダムについて

皆様、こんにちは!今回は当院で歯の根っこの治療の際に使用しているゴムのシートについてご紹介します。このゴムのシートは「ラバーダム」と呼ばれており、これをお口に装着して治療することによって、大きく分けて3つのものをシャットアウトすることができます。

まず1つ目に「唾液のシャットアウト」です。例えば治療中の根っこに唾液が入ると、唾液の中に含まれる細菌が増殖し、新たに細菌感染を引き起こします。そうすると、今までの治療は台無しになりもう一度はじめからやり直すことになりかねません。しかしラバーダムをつけていれば治療部位を保護できるので、スムーズに治療を進める事ができます。

次に「薬液のシャットアウト」です。治療中、根っこの中を薬液で洗うことがあります。その際にラバーダムをしておけばお口の粘膜に薬液がかからないようにすることができます。3つ目に「治療部位以外のシャットアウト」です。これは治療をする側にとってとても重要なことで、ラバーダムをすることによって治療する歯だけが目に入るようになるため格段に治療がしやすくなります。

歯の根っこの治療を受けたことがある方は「このゴムなんだろう?」と不思議に思った経験があるかもしれません。ラバーダムをすることは治療側からは手間となり治療材料コストもかかりますが、治療費には含まれていません。治療効果を上げるために患者さんのためにサービスで行っていることがほとんどです。ゴムを付けることは息苦しい事もありますが、実はこんなに多くの役目を果たしていたんです!また、治療がしんどい場合はゴムの調整もできますので、スタッフにお伝えください!

これから歯の根っこ治療を受ける方、治療中の方は今度通院先の歯科で【ラバーダム】という単語が聞こえたら「おっ!」と思ってみてください。