乳歯はいずれ抜けるから治療の必要はない???

皆様こんにちは!今回はお題にあるようなご質問についてご案内します。

乳歯の虫歯「抜けるから大丈夫」と軽視しないでください。大きさとできた時期によっては永久歯の形成不全を起こしてしまうことがあります。これは、乳歯の根の先にできた膿などが、下で育つ永久歯を圧迫し、永久歯の成長を妨げることがあるからです。

また、乳歯の虫歯がある口腔環境に永久歯が生えてくると、永久歯も虫歯になりやすくなります。それだけではなく、虫歯でよく噛めなかったり、発音しにくいと、食べる・話すといった重要な機能の成長に影響することもあります。この他、虫歯で早期に乳歯が抜けてしまうと永久歯の歯並びが悪くなることもあります。乳歯は永久歯を正常な場所に導く先導役にもなっているからです。

虫歯で乳歯の神経を取るという治療の際、「下にある永久歯までつついてしまうのでは?」という不安を抱く方もいらっしゃいます。しかし、これは大丈夫です。乳歯と永久歯の神経は別なので、乳歯の神経を取る際に永久歯の神経を痛めることはありません。

 

このように、乳歯の段階から、虫歯になりにくい環境をつくることが大切です。永久歯は一生に1度しか生えてきません。何十年も使う永久歯です。

環境を整えることで、痛い歯医者の治療を受けなくて済みます。是非、歯医者で「治療」ではなく「検診」をお受けくださいませ。

次回もお楽しみに!

抜歯後の治り方について

皆様こんにちは!パソコンの調子が良くなく、投稿が遅くなりました。今回は抜歯後にどのように治癒していくかについてご案内します。

まず、流れについてです。

術後当日:骨からじわじわと血が染み出て溜まります。

翌日:血が固まってゼリー状の血餅となりむき出しの骨を守ります。このとき、血餅がとれて「ドライソケット」になるととても痛いです当日はうがいをしすぎないようにしましょう

2週間後:抜歯後の穴が粘膜で塞がり下から骨が増え、3ヵ月ほどで骨で埋まります。

 

☆痛みについて:痛みの感じ方は個人差が大きいですが、順調に回復された場合、2~4日ほどで痛みは収まります。痛み止めは痛む前に服用しておいた方が効果が高いと言われています

☆腫れはどれくらい続く?:平均的に抜歯後から2~3日がピークです。冷やすと気持ちが良いですが、氷や保冷剤で冷やしすぎると傷の治りが遅延することがります。冷水で絞ったタオル程度がお勧めです。頬に紫色の内出血などが起こることがありますが、心配要りません。1~2週間程度で吸収されていきます。

 

☆出血について:当日は滅菌ガーゼをしっかり噛んで止血します。翌日まで唾液に血が混ざる程度の出血は問題ありません。お口が真っ赤になるような出血が続く場合は、すぐに主治医に連絡を取りましょう。

 

☆お酒、食事について:当日の食事は出来るだけ麻酔が切れてからにしましょう。麻酔が掛かっている状態でも食事は可能ですが、感覚や温度が分かりにくいため食べ物がこぼれたり、舌を噛んでしまったりする場合がありますので注意が必要です。また、お食事の際、ご飯粒などが抜歯後の穴に入ってしまっても自然に排出されるので大丈夫です。血餅を剥がしてしまう恐れがありますので、絶対に穴の中をお掃除しないようにしてください。

 

☆うがい、歯磨き、お風呂について:血餅ができにくくなるので、抜歯当日はぶくぶくうがいをせずに水を含む程度にしてください。歯磨きも当該部位はお休みです。お風呂は短時間なら可能ですが、可能ならシャワーの方がbetterです。

 

何かご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。次回もお楽しみに!

 

 

今年もよろしくお願いします!

皆様こんにちは!

令和3年を迎え、スタッフ一同新たな気持ちで業務に励んでおります。

毎年恒例の書初めでは「一念通天」「配慮」「一意専心」「磨励自彊」と書きました。

去年からコロナウイルスが猛威を振るい、皆様落ち着かない毎日お過ごしのことと存じます。投薬やワクチンの開発が難しい中、私たちに出来ることは

「自身の免疫力を上げる」ことに尽きると思います。そのためには、バランスの取れた食事、適度な運動、精神面の健康など非常に大切だと思います。

感染予防の為、会話を控えるという意見もありますが、私個人としてはマスク着用の上、会話(特に笑う事)は精神面の安定の為にとても重要だと思います。精神面の低下は免疫力低下を引き起こします。

そしてお口の健康状態は免疫力と非常に関連があり、口腔状態の悪化はコロナウイルスの重症化にも繋がると言われています。

口腔内の健康は、ご自身のケアは勿論のこと、歯科医院でのメンテナンスも必須です。コロナウイルスを怖がるあまり、治療の遅延を起こされませんよう、お願い申し上げます。

当院では、最大限の衛生管理を行っております。ご安心下さいませ。

今年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

院長 村上豪一

 

歯肉炎と歯周炎とは

皆様こんにちは!12月に入られて何かとお忙しい時季だと思います。年末年始に楽しく美味しくお食事をされるため、お口のメンテナンスについてご案内です。

今まで歯周病のことはよくご案内しておりましたが、今回は歯肉炎と歯周炎との違いについてご案内したいと思います。

まず、健全な状態からご説明します。

健全な状態では、細菌の塊のプラークや歯石が溜まっておらず、歯茎にも炎症が無い状態です。歯根膜により、歯の根とあごの骨が結合しており、歯根膜には噛む力を吸収・分散する機能もあります。

歯肉炎→歯の根元周りに付着した細菌が歯茎を炎症させて腫れや出血を起こしている状態 歯周病の初期段階で、影響は歯茎のみになります

この段階なら、セルフケアの見直しや歯科の介入により、健全な状態に戻せます

 

歯周炎炎症が拡大し、顎の骨が溶けてなくなっていく(からだ防御反応で吸収されていく)状態。いわゆる歯周病

失われた顎の骨は、基本的には元に戻りません。

 

歯周病は軽度な状態では無症状でほとんど気づきません。症状が出てからでは手遅れとなります。

よって、定期的なメンテナンスを受診して頂くことで、歯を支えている骨が溶けて失われることを未然に防ぐことが可能となります。

健康な歯を維持するため、定期的にメンテナンスをお受けくださいませ。

 

 

Dーfunctionの効果のお知らせ

皆様こんにちは!

本日は怖い食いしばり・歯ぎしりについてのお話です。

光歯科クリニックの1スタッフの私は、自分では気づかないのですが、ひどい食いしばり・歯ぎしりがあるようです。40歳を超えてから奥歯の痛みが出現し、またひどい頭痛・肩こりが出現するようになりました。肩こりにおいては、20代の頃はひどくても嘔気までだったのが、最近では嘔吐までするようになりました。ここまでいくと、座っているのも辛いです。

そこで、院長より、以前にお知らせいたしました顎関節症の治療器を利用してみました。すると、頭痛・肩こりがとても楽になり、吐き気も治まりました!大きな効果に嬉しい驚きでした。

肩こりは軽視してはとても怖い病気です。自覚症状のある方は是非、ご相談くださいませ。

 

予防歯科先進国、スウェーデンの歯科事情とは

皆様こんにちは!本日は、テレビなどでもよく紹介されているスウェーデンの歯科事情についてご案内します。

スウェーデンでは、歯科に対する意識がとても高く、虫歯のお子様がとても少ないとのこと、それにはフッ素の使い方に違いがあることが分かりました。

まず、スウェーデンでは歯が生えたら、すぐ1000ppmのフッ素歯磨き剤を推奨しているとのことです。これは驚きです。なぜなら、日本では5歳までは500ppmまでとされ、6歳以上から1000ppm以上が推奨されているからです。そして、歯磨きの後には「すすがない」ようにし、フッ素が流れ出ないようにしているそうです

日本では、ジェルタイプではゆすがないでも良いと言われますが、泡タイプはお口に残るのが気持ちよくないとのことから、よくゆすがれる方が多いです。

また、フッ素というと以前に間違った利用での健康への被害が報じられ、「子供の発達を阻害する」「骨の病気を起こす」といった誤った情報が拡散されたことで、不安になられた方がいらっしゃいます。

もちろん、フッ素はお薬なので過剰摂取は良くありません。ですが、「過剰」とは歯磨き剤を1本食べてしまった、洗口液をぐびぐび飲んでしまったような極端なケースのことで、通常の利用ではまず問題は起きないと言われています。

フッ素は、虫歯予防だけでなく、歯を強くする効果もあり、大人の方にも有効です。皆様、フッ素の効果で健康な歯を維持していきましょう!

サホライドってどんな薬?

皆様こんにちは!本日はお子様の治療によく使われる「サホライド」についてのご案内です。

まず、サホライドがなぜ虫歯予防効果が高いのかについてです。

サホライドとは製品名で、含まれる成分は「フッ化ジアンミン銀」といいます。フッ素と銀とアンモニアから成ります。

フッ素が虫歯予防効果が高いのは、よく知られていますよね。フッ素には唾液による歯の修復(再石灰化)を促すと同時に、歯の結晶を強くする作用もあります。一般的なフッ素入り歯磨き剤の濃度は950~1450ppm、歯科で施行できるフッ素塗布剤は約9000ppmです。これらと比較して、サホライドの濃度はなんと約5万5000ppmであり、フッ素塗布剤をはるかにしのぐ濃度です。

何よりの特徴は「銀を含んでいる」ということ。銀というのは非常に殺菌力・咬筋作用が強く、昔は食中毒予防に銀食器が使用されていました。最近でも除菌シートやスプレーに銀イオンが配合されているものがあります。つまり、サホライドは虫歯菌を攻撃し、繁殖を抑えることで虫歯の進行を抑制するというわけです。(これらの理由から、乳歯の時の詰め物は、白いものより銀イオンを含むメタルの詰め物の方が推奨されます。)

ただし、サホライド塗布後は虫歯になっているところが黒く変色するため、基本的には乳歯に利用されます。

 

次回もお楽しみに!

噛み癖について

皆様こんにちは!

本日は「噛み癖」についてご案内します。

皆様はご自身で左右どちらで噛んでいるか、両方で均等に噛めているかのお実感はございますか?

片側のみで噛んでしまう噛み癖は、意外にも危険が潜んでします。どのような影響があるというと・・・

・顎がずれて顔が非対称になる。

・噛んでいない方の顔がたるむ。

・噛んでいる方の歯が負担が大きすぎて弱ってしまう。揺れてきてしまうこともあります

次のようになられてらっしゃる方は、片噛みになっている可能性があるため、お気を付けください。

・歯がない部分を放置している。(歯がある部位に負担が集中します。)

・噛みやすい側が決まっている。(歯並びや噛み合わせの治療が必要です)

・テレビを見ながら食事している。(テレビの位置で変わります。特にお子様に多くみられます。)

多くは歯科治療によって改善できますので、当てはまるものがある方は、お早めに診察を受診されることをお勧めします。

 

次回もお楽しみに!

新型コロナウィルス感染の死亡因子と歯科との関連性について

PICT7351皆様こんにちは!本日は新型コロナウイルスと歯周病の関係についてご案内します。上記のポスターは歯科医師連盟のものです。

新型コロナウィルス感染での死亡因子は、高年齢、敗血症への悪化が言われています。その敗血症は主にウィルス性と細菌性の2種類が考えられますが、一般的に言えば細菌性敗血症です。最新の研究により、敗血症を起こすメカニズムに口腔内細菌が大きく関わっているということが分かりました

一説に、グラム陰性菌のLPSが引き金となっていると言われています。LPSとは腸内細菌のことですが、エビデンスからすると口腔内細菌とのこと。腸内細菌は基本的にクッパーセルという巨大なマクロファージがいる組織ですべて処理されるため、肝臓から外にはLPS自体はでません。ところが、口腔内の場合は、う蝕でも感染根管があり、歯周病の場合は歯周炎を起こすことによって毛細血管に入り、静脈系に入っていき、心臓を通って肺へと全身へ拡散していきます。つまり、口腔内細菌は体内に入りやすいということです。また、LPSという物質は歯磨きをしない人の血中に多くあるというデータがあります。特に、糖尿病の方は歯周病の影響で、菌血症が治癒しにくいと言われています。

新型コロナウイルスに感染した場合、免疫力が低下していると、この菌血症が敗血症に悪化していくため、「LPSを血中に入れない」ということが非常に重要となります。

以上のように、歯周病・歯周炎は比較的軽視されがちですが、しっかりと治療していなければ、命にかかわる可能性があります。口腔ケアはご自宅でのケアと歯科医院でのケア(ご自身では難しいところ)両方が必要と言われています。どちらか一方では不充分になりがちです。歯だけでなく、命を守るために、口腔ケアを怠らないようにしましょう。両方のケアをお勧めします。

 

顎関節症とは

皆様こんにちは!「あごが痛くなる」「口が開けにくい」「口を開くと音がする」などの症状の顎関節症。これらの原因は様々あり、大きく分けて4つのタイプに分けることが出来ます。

①筋肉痛 ②ねんざ  ③クッションのずれ  ④骨の変形 などです。

①筋肉痛タイプ(専門用語としては「咀嚼筋痛障害」⇒顎関節を動かす筋肉が炎症を起こし、痛みや開口障害を起こしているタイプです。症状としては、口を開けた時に痛みがある。片頭痛や頬が重くだるい、顔がゆがむ、など。

症状の改善としては筋肉の安静やストレッチ、歯科では投薬、マウスピース装着、ボツリヌストキシン療法(筋肉をほぐすボツリヌストキシンを咬筋に注射して筋肉の緊張和らげる)があります。基本的にセルフケアが重要です。慢性的になると治りにくくなるので、早期の対応が  奏功します。

②捻挫タイプ⇒顎関節の内部の関節包内滑液包に炎症が起きているタイプです。安静時は痛みがなく、口を開けた時に痛みが出ます。顎の関節部分(耳の手前の凹み)を指で押すと痛みがあります。治療の基本は安静と炎症止めです。歯科では投薬、マウスピース装着、関節の中に生理食塩水を入れて、内部を洗浄する注射治療、重度の場合は内視鏡にて内部の手術をする場合があります。痛みを出さないように生活することが大切です。

 

③クッションのずれタイプ(専門的には顎関節円板障害)⇒口を開けるとポキポキ音がする、痛みがあるときとない時がある。これは顎関節内の関節円板がスムーズに動かないことで起こります。または、口を開けようとしても引っかかった感じで開きにくかったり、大きく口を開けようとすると痛みが出ます。これは顎関節の中の関節円板が途中で引っかかり、あごが動かなくなります。治療としては、ポキポキパターンではマウスピース装着を行い、関節円板の擦れを調整し、顎関節を保護します。他、顎を引っ張り、関節円板のひっかかりを取ります。これはずれてから2週間以内が有効です(簡易牽引法)

 

④骨の変形(変形性顎関節症)⇒口を開けようとすると痛みがあったり、顎の関節からざらざらとこすれるような音がするのが特徴です。顎関節を構成する下顎頭や下顎窩に変形が見られます。軟骨は女性ホルモンの影響を受けるので、ホルモンが少なくなり、軟骨が薄くなる中高年の方に見られます。治療では、安静の為に鎮痛剤処方や注射治療、マウスピース装着、開口ストレッチなどを行います。

 

このように、顎関節症は色々な原因で起こりますが、「悪い癖」によって引き起こされることも言われています。

・歯ぎしり

・くいしばり

・歯列接触癖

・ストレス

・猫背、ひじをつく癖

などです。

毎日の習慣、無意識の習慣が大きく影響すると言われています。簡単ではないですが、習慣から改善できることもあるので、できるところから見直してみましょう!

次回もお楽しみに。