歯の根元の虫歯(根面う蝕)について

皆様こんにちは!今回は、歯の根元の虫歯についてご案内します。

「歯茎が下がって、そこに虫歯ができる」と聞かれた事はございませんか?歯の根元の虫歯は「根面う蝕」といって非常にやっかいな虫歯です

それは、以下の6つの理由が挙げられます。

早期の発見が難しい→根面の象牙質はもともと黄色みがかかっているので、ややうっすらと黄色くなる初期の虫歯を見つけるのは非常に難しいです。

自覚症状がほとんどない→この部位の虫歯は「しみる」「痛い」という症状がほとんどでないことや、くちびるで隠れるため鏡でも見つけにくいです。気づかず進行することがほとんどです。

セルフケアが難しい→歯の根元は、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多くなりがちです。当てているつもりでも、当たっていないことがよくあります。

象牙質は酸に弱い→お口の中のPHが一定の値を超えて低下するとエナメル質と象牙質が溶け始めます(脱灰)。エナメル質が溶け始めるPHは約5.5ですが、象牙質はそれよりも高くPH6.0~6.8と言われます。つまり、歯の根の象牙質はエナメル質より酸に弱いのです。歯が溶けるPHになっている時間が長くなることで、虫歯になりやすくなります。

治療が難しい→噛むところの虫歯は、病変部を除去し進行を止めてから詰め物や被せ物をしますが、根面の虫歯はこうした対応が難しい状態です。また、歯の根元の為、虫歯が深いと虫歯を取り除いていくと歯が折れてしますリスクがあります。また、治療器具が届きにくく、完全に虫歯を取り切り詰め物をするのが困難です。

 

治療後も長持ちしにくい→根面の虫歯は、神経を取っている歯や、歯周病により歯茎が下がっている場合に出来ることが多く、この場合、状態がもともと悪いので、予後が良くないことがほとんどです。

 

このように、根面の虫歯は非常にやっかいです。治療が難しいからこそ、進行の抑制や予防が大切です。定期検診とフッ素の常用が鍵となります!

次回もお楽しみに^^