歯の神経を守る意味とは

皆様こんにちは!

虫歯ができると神経に達しているかどうかを担当医師の先生から言われることがあると思います。「歯の神経を抜くかどうか」これはとても大切な選択です。

今回は、「歯の神経(歯髄)とは」についてご案内致します。

 

歯髄は、歯の最も内部にある神経や血管がある部分で、歯に加わる様々な刺激を感知して虫歯などから歯を守る機能があります。(感覚機能だけでなく、防御壁となる第二象牙質の形成や、虫歯菌に抵抗する免疫細胞などの防御作用)

「歯の神経を残す」理由としては、歯髄の有無が歯の寿命に大きく関わるためです。

歯を失う原因には、歯周病や虫歯、外傷などがありますが、最多の原因は歯根破折であり、喪失歯の約6割を占めていると言われています。この歯根破折を生じた歯のほとんどは神経のない歯(失活歯)であり、過去に虫歯などで神経を抜いた歯に起こりやすくなります。

当クリニックでは、出来る限り歯の神経を残す治療を選択しております。

ご自身の歯で噛めることが、何より生活の質に大切だと考えております。ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。