Monthly Archives: 2月 2018

酸齲症と虫歯の違いについて

皆様こんにちは!

本日は前回ご案内しました酸齲症と虫歯の違いについて、簡単にご説明します。

 

虫歯:プラーク(歯垢)によって棲む虫歯菌の出す酸によって限局的に歯が溶ける状態です。

C1:初期の虫歯で、歯の表面のエナメル質に虫歯が出来る状態。痛みなどは出ません。

C2:虫歯がエナメル質の下の象牙質まで進んだ状態。冷たいものがしみることが多いです。

C3:虫歯が象牙質の下の組織の神経まで進んだ状態。ずきずきと激しい痛みが出ます。

C4:歯茎から見える上の組織がほとんど崩壊し、歯の根っこのみが残った状態です。神経が死んでしまっているので、痛みを感じません。ただし、細菌感染を起こすと歯の根っこの先に

膿が溜まって痛みがでることがあります。

酸齲症:酸に触れた歯面全体が広範囲に溶けます。まずエナメル質が溶け、進行すると象牙質がむき出しに。知覚過敏が起き、しみることが多くなります。酸っぱいものを飲んだり食べたりされ   た後は、水を飲むなどして流すことがとても重要になります。

 

 

次回もお楽しみに!

 

酸齲症とは

皆様こんにちは!本日は酸齲症についてご案内します。

これは「すっぱいものに触れすぎた歯が溶けて弱くなってしまう病気」です。

酸性度の強い食べ物や飲み物、また逆流した胃酸に日常的にさらされることにより歯が病的に溶けて痛んでしまう状態です。

酸っぱいものを欠かさず食べる健康志向の方や、ストレス社会のなか増え続ける逆流性食道炎などわたしたちの生活に関わりがあり、生活習慣病として注目されています。

気になられる方は、お早めに検診をお受けくださいませ。

歯科用語 №4 

皆様こんにちは!

本日は「根尖病巣」「骨髄炎」「脱灰」についてご案内します。

「根尖病巣」とは歯根の先からその側の骨の中にできる、膿のたまった部分のことです。感染している根管(根っこの管)にできるものです。

「骨髄炎」とは、骨の中の骨髄に起こる炎症で、骨粗鬆症のお薬を飲まれている方は抜歯などの外科処置で起こりやすいため注意が必要です。

「脱灰」歯の表面からカルシウム成分が溶け出す状態です。初期の虫歯の状態です。このレベルだとフッ素や唾液によって再石灰化し回復する可能性があります。

そのため、早めの検診がお勧めです!

 

次回もお楽しみに!

歯科用語 №3

皆様こんにちは!

本日は「根面う蝕」「歯根破折」「歯髄」についてご案内します。

「根面う蝕」:歯茎の退縮で露出した歯根にできる虫歯唾液の減少も原因となり、高齢の方に多くみられます。

「歯根破折」:歯の根っこにひびが入り割れることで、歯の保存は難しい状態のことをいいます。

「歯髄炎」:虫歯が進んで歯髄に起こる炎症のことです。ほとんどの歯の痛みは歯髄炎によるものと言われています。

 

次回もお楽しみに!

歯科用語 №2 プラーク、歯石、ステインとは

皆様こんにちは!

歯科用語2回目です。

今回は「プラーク」「歯石」「ステイン」についてご案内します。

「プラーク」とは細菌のかたまりのことで、バイオフィルムとも呼ばれます。前回お伝えした歯周病の原因の一つです。

「歯石」とは、プラークが石灰化して硬くなったものです。歯石にはさらにプラークが蓄積して歯周病を引き起こしますので、フロスや歯間ブラシで除去したり、定期的に衛生士によるクリーニングをすることが大切です。

「ステイン」とは、飲料やたばこなどが原因でついてしまう歯の表面の着色のことです。歯の汚れはお顔のイメージに大きく影響しますので、除去しておくことが大切です。

お忙しい方でもメンテナンスできる歯科専用の歯磨き粉などが効果的ですので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

次回もお楽しみに!

簡単歯科用語について^^

皆様こんにちは!これから、シリーズで「歯科用語」についてご案内します。

 

歯科の大きな疾患としては、みなさんよくご存じの虫歯と歯周病があります。

虫歯とは「う蝕」といい、英語で「カリエス」といいます。一度治療した歯が再度虫歯になることを2次う蝕(2次カリエス)と言います。

歯周病とは、歯の周りの病気で進行すると歯を支えている「骨が溶けていく」病気です。歯茎に限って炎症がある「歯肉炎」と骨まで炎症が進んだ「歯周炎」があります。

歯周病は痛みなどの症状がなく、気づかないうちに進行してしまい、手遅れになることがある怖い病気です。

ご自身の歯を長くもたせるため、定期的に検診の受診をお勧めします。

次回もお楽しみに!

 

 

歯の神経を守る意味とは

皆様こんにちは!

虫歯ができると神経に達しているかどうかを担当医師の先生から言われることがあると思います。「歯の神経を抜くかどうか」これはとても大切な選択です。

今回は、「歯の神経(歯髄)とは」についてご案内致します。

 

歯髄は、歯の最も内部にある神経や血管がある部分で、歯に加わる様々な刺激を感知して虫歯などから歯を守る機能があります。(感覚機能だけでなく、防御壁となる第二象牙質の形成や、虫歯菌に抵抗する免疫細胞などの防御作用)

「歯の神経を残す」理由としては、歯髄の有無が歯の寿命に大きく関わるためです。

歯を失う原因には、歯周病や虫歯、外傷などがありますが、最多の原因は歯根破折であり、喪失歯の約6割を占めていると言われています。この歯根破折を生じた歯のほとんどは神経のない歯(失活歯)であり、過去に虫歯などで神経を抜いた歯に起こりやすくなります。

当クリニックでは、出来る限り歯の神経を残す治療を選択しております。

ご自身の歯で噛めることが、何より生活の質に大切だと考えております。ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

永久歯が生えそろったら・・・

皆様こんにちは!

本日は永久歯が生えそろったらの歯磨きについてご案内します。

ステップ1:姿勢から始めよう!

鏡を見ながら磨く習慣をつけます。顔を動かさず、腕や手を上手に使い、まっすぐ前を向いて磨くのがコツです。

ステップ2:前歯を磨こう!

前歯をよく見ると、平らな四角の形ではなく、丸みを持っていて、裏はシャベルのようにへこんでいます。歯並びが描かれたイラストなどを見ながら歯磨きの仕方を覚えよう。

ステップ3:奥歯を磨こう!

奥歯は前歯と違って、げんこつのような形をしており、噛む面に溝があることがポイントです。外側だけをごしごし磨くのではなく、噛む面・内側・外側と磨きましょう

ステップ4:第1大臼歯を磨こう!

乳歯の奥歯の奥に生えてくる第1大臼歯は、上下が噛みあうようになるまでの期間に虫歯になりやすいので、ひじを張って真横から歯ブラシを入れて小刻みにブラッシングすると良いです。

 

歯は何より、予防が大事です!是非、参考にされてくださいね!

お子様の歯磨きについて

こんにちは!今回からシリーズでお子様の歯磨きについてご案内致します。

今回は乳歯が生えそろい、永久歯が生えるまでをご案内します。

3歳~5歳

まず歯ブラシを噛まないことを教えます。次に、「イー」の口(前歯を噛み合わせた状態)で前歯の外側を、「アーン」お口で、上下の奥歯を磨いていきましょう!

 

6歳~7歳

一番奥の歯のさらに奥に新しい歯が生えてきたら永久歯の歯磨きスタートです。乳歯に比べて背が低く、溝は複雑で深いので、お子様による歯磨きの後に保護者の方の仕上げ磨きがとても大切です。このとき、ヘッドの小さいものが使いやすいです。

 

次回は、永久歯が生えそろったら・・・をご案内致します。

お楽しみに!