口腔がんとは

皆様こんにちは!今回は「口腔がん」についてご案内します。

口腔がんは、舌やお口の粘膜に慢性的な刺激が加わっているところにできやすいものです。前がん病変として一部白くなる「白板症」と赤くなる「赤板症」があります。

「白板症」は代表的な前癌病変で、白いぶつぶつとしたものが舌や頬の粘膜に見られます。このうち3~5%ががん化すると言われています。「赤板症」は舌や歯茎、その他のお口の粘膜にできる、鮮紅色で平らなものです。このうち50%ががん化すると言われています。

口腔がんのリスクはお口や習慣にあります。

①虫歯:重度の虫歯が絶えず当たる粘膜が床ずれのようになり、口腔がんになったという報告があります。

②合わなくなった被せ物や入れ歯:被せ物が舌や粘膜にあたり痛めてしまうことが原因になることがあります。

③傾いた歯:内側や外側に傾いた歯がくちびるの裏側や舌にいつもぶつかっていると慢性的な刺激に。とがった歯や欠けた歯もお口の粘膜に傷をつけてしまい、口腔がんの原因となります。

④歯周病:歯周病による歯茎の炎症が、お口の粘膜の慢性的な刺激となります。

⑤不潔なお口:・歯磨き不足の不潔なお口は口腔がんのリスクを高めると言われています。

⑥お酒とたばこ:アルコールと喫煙はお口の粘膜を弱め、傷つきやすくなります。

⑦ビタミン不足や栄養の偏り:偏った食生活もお口の粘膜を四分け、傷つきやすくなります。

 

このようなお口の状態は歯科健診にてチェックできますので、早期に予防することが可能となります。

皆様、是非検診をご利用くださいませ。