シーラントについて

皆様こんにちは!

「シーラント」ご存知でしょうか?保護者の方なら「お子様の虫歯予防に溝うめをしましょう」と勧められたことがあると思います。

シーラントというのは、奥歯にある深い溝を封鎖する予防処置のことでseal(封鎖)、ant(するもの)というのが名前の由来で正式に歯「フィッシャーシーラント」と言います。

フィッシャーというのは亀裂や溝のことです。

奥歯の溝は複雑な形をしていて、食べかすやプラーク(細菌のかたまり)がたまりやすい場所です。人によっては溝の奥に歯ブラシの毛先が届かないことがあります。入り込んだ食べかすやプラークはそのままだと虫歯菌の温床となります。

また、お子様の場合、生え始めたばかりの歯は歯の質が弱く、虫歯菌の出す酸に溶けやすいため虫歯になるリスクが高くなります。

虫歯になってから削って詰めるレジンなどの詰め物と違い、虫歯にならないようにする予防処置ですので歯を削らなくて済みます!

「コクラン・レビュー」という世界的な学術機関の研究発表でもシーラントの予防効果は認められていて、現代にこどもたちに虫歯が少ないのは、シーラントのお陰と言われています。

ただ、過信は禁物です!シーラントはとれる場合も有り、シーラントをしたからと言って「大丈夫」と思って歯磨きをしないなどは危険です!また、歯と歯のあいだにできる虫歯もありますのでご注意ください。

 

お子様の歯について気になられる方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。また、大人の方にも適応できます。

次回もお楽しみに!